バリ旅行記 '07 ロンボクにて

  インドネシア・香港 2007年1月6日〜1月20日

P1000223_2.JPG

前のページへ前のページへ

|1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|

次のページへ次のページへ

ロンボク島南部を迷う旅


mayoi.JPG困っているところ 朝はやく、夜7時までの約束でバイクを借りて、よいビーチなのに人がいないと噂のTanjung Aan(タンジュン・アン)に向かう。

地図にもなんとな~くしか描かれてないが、とりあえず東に向かってみたが、やっぱり迷った。ここらは現在は観光客も店もホテルもないような地域だけど、開発真っ最中。建設中のものすごいでかいリゾートホテルに迷い込んだときは、ああ、今のうちに来ておいてよかったと思った。

リッパに舗装された道路の両脇には、掘建て小屋のような家もまだ残っていて人も住んでるのだが、彼らはどういう気持ちなんだろう。土地は変わり果ててしまうけど、その分仕事も たくさん入って、豊かになるかもしれない。う~ん、考えてもわからん。でも、 自然はできる限りよごしてほしくないもんだ。って、わたしも所詮、侵入者の一人である。てへ。

さて、途中で迷い込んだ浜辺でガキに道をおしえてもらい、なんとかそれらしいとこに着いた。が、たしかに浜辺は白くてキレイなのだが、海も白だ。色がなくてつまらん。まあ、人がこないビーチなんて、所詮そんなものか…とのんびりしていると、ちっちゃいおっさんに声をかけられた。

「ココヌッ!ココヌッ!」 

何を言っているのかよくわかんなかったが、どうやらココナッツを買えと言ってるらしい。ココナッツジュースは飲めるが、できる限りは避けたいレベルなので、金払ってまで飲みたいとは思わない。丁重にお断りすると、「泳ぐにはあっちがいいよ」と言われ、行ってみるとノリみたいな黒いのが大量に打ち上げられてて、全然泳げなかった。嘘かよ!!
暇なんだろうか、ず~~~っと我々の近くに居座ってたが、あきらめて後方の小屋に引き返していった。

かわりばんこで海に浮きにいき、八つ墓村ごっこなどをしていると、だんだん青空が出てきた。
あら!ちょっと!

P1000489.JPGこのひとけのなさ!海が青くなった。
やっぱり青い海は、青空ありきだな~。やっと海らしくなってきたぜ~。なんせサーファーのためのクタということもあり、浜辺ではしゃぐ地元の男女以外は、ちっちゃいおっさんと我々くらいしかいない。
…まあなんせ観光客が他にいないから、何度かみやげもの売りの女子に邪魔されたが、いらないと言うと、「じゃあ、けえる時に(日本語)」とさっさとどっかに行った。 けえるって。かつてここに来た日本人はどんだけ生粋の江戸っ子だったんだ。

さて、ひととおり八つ墓村もやり、満足しましたので、いったんクタに戻ることにする。最後にまたちっちゃいおっさんが近づいてきて、「ポルキン!」と言う。 なんだポル禁て。ポルノ禁止?露出はしてないよ、では、とバイクにまたがると、「ポン!」と吐き捨てるように言う。あまりイライラすると身体に毒ですよ。

バイクでしばらく走って気がついた。ああ、「パーキング」か。バイク駐輪代をせしめようとしてたらしい。ここの人たちは、観光客からの金のとり方をまだあまり知らないみたい。そこが素朴でよし。これからいろんな言語と 余計な技、覚えていくんだろうな…。

クタでお昼を食べつつ、ホテルの人にすすめられたMawan(マウン)という逆側にある ビーチに行くことにした。以下、写真とともにご案内。しかし、たまに会う外国人、全員サーファー…。 

hattori.JPG
最初、思った以上に青くなかったのがショックで、
とりあえず絵を描いてみた。忍者の。

gas.JPG
ガソリンスタンド。リッター5000ルピアが適正の
ようす。びしゃびしゃこぼれても、ふいてくれるので、
大丈夫。大丈夫。

mazui.JPG
固めん、ピーナッツ、鶏肉、卵、すべての
具により汁が吸い尽くされている麺。
まずいという言葉では軽すぎる。
だが、ここの兄ちゃんはとても感じがよかった…。

mawanhe.JPG
山と村と谷をいくつか越えて、やっと海が見えてきた。
ガソリン満タンにしておいてよかった!
途中にありません。あとどれくらいで着くかしら…。

mawan2.JPG
ついに到着マウンビーチ!青いぞ!
数千ルピアとられるが、ガードマンがバイクを
見張っててくれるので安心。

mawan3.JPG
「こ、怖い…」と早々に戻ってくるトドマン。
遠くでは白人の恰幅のいいおばちゃんが
泳ぎまくってるが、実はすんごい波が荒い。
我々波に太刀打ちできなかった。

nata.JPG
すんごいダラ~っと一服している若者。
ナタという高校生。

sasa.JPG
なんとっ!こんな僻地にまでWall's売りが!!
まわりのガキ10数人のある意味おそろしい視線を
あびながら、ぺろっと1つ、たいらげた。
手前はササッ人。

しばらくすると、↑の若者が話しかけてきた。ふ、不良!と思ったが、案外メガネの気さくな若者。
くれたココヌッ!のキャンディーはとてもおいしかった。高校生で、英語を勉強中という。学校で英語習っているけど、会話する機会がないんだよう~と日本人みたいなことを言う。トドマンが、「うみ」「やま」など、日本の基本単語を楽しくご教示していた。

ガキが浮き輪で遊んでいたので、ガードマンにあれはどこで借りれるのかを聞くと、ガキから取り上げて持ってきてくれた。すっ、すまない、ガキども!トドマンがおしゃべりに夢中なあいだ、浮き輪で水にはいった。同じく浮き輪を持つガキ数人が近づいてきて、なにやら話しかけてきた。 

「カラッシメンタイコ?」

…ん??あんだって?

「カラッシメンタイコ?」

…あんだって??

わからないそぶりをすると、ギャーギャー笑いながら「カラッシ~」と繰り返す。インドネシア語なのか、唯一知ってる日本語なのか…それにしてもチョイスが子供らしくないが…なぞは深まるばかりだが、いずれにせよ、その問いに答えを出すことはできない。ごめんよ、ガキ共。 

高波にすっかり疲れ、休んでると、目つきが鋭すぎるガキが2人、ネックレスを売りにきた。 ガードマンか、ナタが言うには彼女らはササッという先住民族なんだそうだ。他のインドネシア人は目がくりっとしたのが多いから、余計にその目つきが際立つ。というか、見れば見るほど怖いよ、ママン!!そして売り物のネックレス置きっぱなしでどっか行っちゃったよ!
例にもれず、ロンボクの子供たちは、あまり商売する気がない。きっと、ほんとはする必要がないんだろう。あとから調べたところによると、ロンボクに住む90%の人はササッ人だという。あの鋭かった彼女らは超直系だったのだろうか…。

クタの村に戻り、しばしプールで遊んだ。
確かに…消毒の匂いはしなかった。確かに、無臭だった。そしてプール脇のシャワーは苔だらけだった。
だけど初めてのホテルのプール、しかも他に人がいないときたもんだから、おおはしゃぎでドーンと飛び込んだり、浮き輪を投げ合ってみたり、浮くもんだと勘違いしてプールサイド用のマットの上に乗っかって落ちてみたりした、結果→トドマン体調絶不調。

specialengine.JPGしかし夕ご飯は食べに行っておこうということで、(今日はCherry Cafeはやめて)昼ご飯がくそまずかった向かいの「Lombok Lounge」という店に入ってみた。「スペシャルエンジン」かけないと、料理が大変と青年が言う。奥でママンが作っているようす。その「スペシャルエンジン」がないと電気がつかないらしく、ろうそくをおいてくれた。

「アラック」という酒は大変デンジャラス、ギリはハッパ安いけどロンボクは高い、5本で250000ルピアもする、など有益な情報を頼んでもないのに教えてもらっていたら、ミーゴレン、ガドガド、スペシャルナシゴレンがだいぶ時間をあけて出てきた。くそまずい向かいの店と、外見は変わらないのに、すんげーーうまい!!!特にナシゴレンは、トドマンに「この旅で最高」と栄誉あるお言葉をいただいた。

しばらくすると「スペシャルエンジン」がかかったようで、電気がついた。 
ロンボク最後の夜、ようやくカンが当たったぜ!明日は飛行機で、バリにもどります。

インドネシアの写真アルバム:

インドネシアの物価

P1000289_2.JPG

ま、心配いらんです。

おかし:Rp.4000
ケチャ:Rp.50000
焼きそば、ラーメン:Rp.7500
ネット:Rp.20000/h
キンタマーニツアー:Rp.120000
(行ってないけど言いたかっただけ)

(Rp.10000=US$1 2007.1)

インドネシアの宿:

バリ

P1000156.JPG
Sadru Guesthouse
Monkey Forest 1 Arjuna street

お湯の件で虚偽申告はあったが、部屋、中庭、朝ご飯と家族には問題なし。値段も相場の$8。ねこがたくさんいる。まあ、有名宿がダメでもこういうそこそこのが腐るほどあるから、あぶれることはないんだろう。観光案内所からチョロっとMonkey Forest St下って、右にチョロっと曲がったところ。


P1000729_2.JPG
Indraprastha 2
Jl. Monkey Forest

Monkey Forest St をさらにチョロっと下って、校庭みたいなところを右に曲がったところにある。オーナーが日本語しゃべれるらしく、日本人に人気らしいが不在だった。ここの少年、カデック君ほどの働き者を未だかつて見たことがない。一泊Rp.100000。US$10でこんな贅沢な生活ができるとは!これはこれは!

ロンボク

P1000628_2.JPG
LinkIconKuta Indah

一見、リゾートな感じで心おどるが、所詮20ドル程度、よくも悪くも、ゆる〜い宿。勧めもしないし、止めもしません…。1泊Rp.190000だった。まあ、妥当か…。

インドネシアのおいしいもの:

本文参照くらは〜い

リンク集: