ロンボク、何が待っているのか
ウブドをひととおり散策するも、すごく暇なんだな…ウブド。
なんだか、リゾートって、わたしたちに合わないんだろうか…ウブド。
と、悶々としてきたので、気分をアゲようとそっこーロンボク島はクタへのフェリーチケットを購入。
まあ、こっちもリゾートなんだけど、人がいないきれいなビーチがあると聞いたので、ちょっと気になっていたのだ。そこの旅行会社はしんせつで、チケットができるのが店閉まった後だから、とわざわざ遅くにロスメンまでもってきてくれた。フルフェイスかぶった人が暗闇から出てきたのにはびびったが。
翌日、遅れたら置いてかれるような気がしたので、朝ご飯タイムよりも早くご飯作ってもらった。いちおう時間が決まってるが、融通はきく、こういうところがいいところさ。
ちょっと早めに外に出て待つ。みなさん朝が早く、学校にゆく生徒や仕事に出るであろうおっさん、バイクやバスや自転車や徒歩で行き交いまくる。
ガン!と音がしたので振り返ると…ちょっと!ナンバープレート落としましたが!!
通りすがりのおばちゃんも、爆笑しながら声をかけるがバイクに乗ってたおじさんは気づかず走り去った。ナンバープレートを落とすって、ギャグじゃない訳ない。しかし、しばらくおじさんの去った方を眺めてたが、戻ってこなかったので、どうやらギャグではなかったらしい。本気で落としたのかよ!!
「このあと警察に止められてナンバーがないと指摘され、「そんな訳ないでさあ、ダンナ」なんて 言いつつバイクのお尻を見て二度見…!」
という流れが頭に浮かんだ。至極自然なオチだと思う。なんで南国の人はこんなにネタを提供してくれるんだ。
5分遅れくらいでワゴン車がやってきた。運転手が「クタ?」と聞くので、そうだと答える。
乗り込むと他に同行者が2名いるとのことで、待ち合わせ場所にいくが、それらしき人はいない。
運転手が「5分待って来なかったら、出るよ」と言った1分後にワゴン車は出発した。早めに待ってて、よーーかーーったーー!!
「2人だけだから、タクシーみたいだろう」と運転手が言うが、あんた…。なんで南国の人は乗り物に乗ると異常なまでにせっかちになるんだ。
港で車を降りると、ここで待てとやっぱり提携のレストランに連行される。クタには今、観光客がいないから帰りの空港までの車なんかないと、関係者が言う。そんなのほんとかどうか怪しいところだが、本当になかった時のほうがこまるのでいささか値切ってチケットを買った。20ドル程度だ。高いんだろうが、相場が分からない。なので、いつもどおり、相場は今後も知らないままにしておく。
写真のキャプションを入力します。
少しのんびりすると、フェリーへ案内された。想像したとおりであるが、巨大な鉄屑だ。大型貨物輸送用で、ついでに人間も乗せるくらいのものだが、やっぱり飛行機よりも安いのでいろんな人が乗る。そのため売り子が我々の足をまたいで何度も行き交う。
後ろの席に座ってた、ふってぶてしい白人デブ女が、もんのすごい顔をしかめながらトイレらしき小部屋から出てきた。あんなしかめっ面、そうは見たことがない…と、後ほど試しに入ってみたが、あのしかめっ面の方がよほど醜かった程度だった。
テレビに映るインドネシアン・アイドルらしき女性は、日本のギャルのごとく露出しまくって日本人にはあんまり真似できないような腰使いで観衆を魅了…イスラム教徒数世界一の国だが、案外ゆるいらしい。
トドマンはと言うと、眠れなくてちょっと辛そうだったが、わたしの隣に職場のTさんにそっくりなお父さんを見つけ、隠し撮りにやっきになっている。そんなこんなで、案外4時間はあっと言う間に過ぎた。
バスやバイクにまぎれてフェリーを降りると、クタ行きのバスはこっちだと招かれる。インパルス板倉そっくりの、明らかに人を騙す面をした男だ。しかし、致し方ない。
そして両替は、クタビーチにはするところがないので、マタラムの街でしていけと言う。しかもマタラムまで行くのは別料金で、12ドルかかると言う。そんなに遠くねえだろ!!
その金で飯が何回食えると思ってんだ!!80セントで飯が食えることくらいわかってんだよ!だがこっから20分かかるだとか、この料金には含まれてないから、とかぐちぐち言いやがるし、勝手が全くわからないので変なところで降ろされたりしたらたまらん。これは我々の勉強不足だったとし、10ドルにて解決。
くっそ板倉。覚えてろ!というか、落ちますよ!!→
マタラムのATM(思いのほか、都会)で金をおろし、クタビーチへと向かうが、案外時間がかかる…。ヒンズーのバリと異なり、ここはイスラムエリアなので、時折モスクが見られる。しかし突然アザーンが流れたりすることもないようだし、お祈りする人の姿も見なかったので、やっぱ緩いんだろな。
写真のキャプションを入力します。約2時間弱くらいでクタらしき村に到着した。
板倉がパンフを持っていたホテルは、ロンプラで「高級ホテル」のカテゴリにあるにもかかわらず、奴が電話で誰かに連絡とると「20ドルでOK」と言う。セイフティーボックスも必要だし、たまにはよいか。と向かったが、着いたら着いたで
「満室だ」
と言う。
つかさ っ き の 電 話 は 何 だ っ た ん だ よ!!
同じレベルのホテルに、ということで連れてこられたKuta Indahは、中級だ。
確実に同じレベルではないな、と思いつつもロンプラに記載された値段とほぼ差異がない…、クタは宿が少なそうだし、なんか悔しいがここで手をうつことにした。これは短期旅行特有の弱点だ。くそう。
あさっての朝に迎えにくると言って板倉の野郎は去った。
しかし自分の金で、プール付きの宿に泊まるのは生まれて初めてではなかろうか?
いつもガラガラのレストラン兼ロビーには、ど~でもよさそうな表情の人たちのでっかい絵が掲げられている。ものすごく重要そうなシーンなのに、ひどくど~でもよさそうだ。東南アジアの人は、絵心のない人が多いと思う。バンコクのドゥシット動物園の壁画などを知っている人はわかると思いますが。
さて、もう今日は夕方なので、宿から歩いて行ける範囲のビーチへ、散歩にいくこととした。
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人はいいんだがさて、本日はさっさと宿に戻ることとするが、小腹がへったので、Kuta Indah手前にあるCherry Cafeでバナナフリッターを食べる。要は揚げバナナ。うまい。ここの店長は少し日本語がしゃべれるので、しばし談笑する。夜にBBQ食べにこないかと言われたので、ではせっかくですんで、とまた来る約束をした。
夜…ホテルを出ると、電灯もなにもなくて、一寸先も見えない闇が広がっている…。びびってフロントに懐中電灯を借りてなんとかたどり着いたが、こんな一寸先も見えない闇は初体験だぜ。
タイとかのビーチでやってるのみたいに、目の前で焼いてる物の中から好きなのを取っていく風のを想像したが、なんせ客は我々しかいないため、普通に注文するスタイル…なんだかBBQな気分じゃないが、致し方ない…。
手始めに、バリで食べてハマったソト・アヤム(チキンスープ)を頼むと、ご飯がついてきた。ライス付きか。お手頃価格だな。と、スープを飲んでるとお魚と共にもう一つライスが運ばれてきた。いやいや、トドマンのももう来てるんだけど。不思議に思っていると、イカと共にもう一つライスが運ばれてきた。
待ってくれ!一皿ごとにライスがついている仕様なのかもしれないが、普通わからないか。
ラ イ ス は 1 人 1 つ で い い ん だ よ ! !
もっ、もういらないよっと言うと、「食べられないのお~?」って。どう見ても、欧米の大食漢には、見えないでしょうがっつーの!これぞ今日一番のカルチャーギャップ!
しかし、明かりがない分、空じゅうに広がる星の、でかいこと、でかいこと。なんか絵に描いたみたいに、嘘くさいくらいに。移動やら板倉やらご飯やらで疲れた1日だったが、この天の川ごときたくさんの星がぜんぶネタに変えてくれたのさ!
明日は3年前に買って一度も来てない水着を着用の上、Tanjung Aanのビーチであそぶんだ!いえい!