バリ旅行記 '07 ウブドにて

  インドネシア・香港 2007年1月6日〜1月20日

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ウキウキ早朝散歩〜そして遭難へ


P1000195_2.JPG毎朝たのしみ夜、やることがなかったのですごくさっさと寝て、早めに起きた。
起きたはいいが、テラスの椅子が気持ちよくて二度寝してるトドマンを見て、朝ご飯を持ってきてくれたおばちゃんが「昨日そこで寝たの??」と不思議がる。南国気分全開ですみません。二度寝です。

朝ご飯はパンケーキ、ジャッフル(ホットサンド)、トーストなどから適当に選択。コーヒー(通称バリコピ)、紅茶は言えばいつでも持ってきてくれる。インドネシアのパンケーキは、よくタイやラオスにあるクレープと同じでぶにぶにしててうまい。フルーツもついていて貧乏旅行にはあるまじき贅沢な食事だが、パパイヤはぞうきん臭い。

これで2人で8ドルなぞ、タイに比べてのコストパフォーマンスの差がすごい。なるほど、泊まる宿のランクは天と地の差だが、パパが言ってた「バリはホテルでボケーと」の意味がこれでわかった。おいら、28にしてようやくホテルライフ満喫!やった!!!

さて、腹ごしらえをしたら腹ごなし。
何をしたらいいのかよくわからないので、とりあえず周辺を散歩することから始めてみよう。 田んぼがいっぱいあるみたいなので、Jl.Kajeng(Jlは通りの意味)あたりを北上してみるとする。

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よく道ばたに落ちてる色とりどりの
これは、落ちてるのではなく、
チャナンというお供え物である。
神は至るところにいるものなのさ。
別にふんづけても、にわとりが食べても、
構わないらしい。

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Jl.Kajengの両脇には、いくつかの宿や
安そうなスパ、はたまた刺青屋まで。
観光地なんだが、ひとっこひとりいない…。

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民宿も民家も、人が住んでる場所の
入り口はこんな感じだ。
伝統にもとづき、門の向きや、
ベッドルーム、キッチンの配置などは
おおよそ決められている。巨漢通行不可。

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なんだかうっそうとしてきた…
それでもずんずん進んで行くと

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坂を登りきると、突然視界が開け、この風景!!
なるほど金のかからないエンターテインメント。
今では観光目的のため、国が援助してんだって。

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「パギ~(おはよー)」「パギ~(おはよー)」
職場でもこんなに挨拶しないのに。ははは。

P1000230.JPGもはや道がないここは本当に世界的に有名な観光地ウブドなのか?ウブドの村から10分くらい歩いただけなのに、普通のおっちゃんたちが、普通に田んぼで汗を流しているけども?普通のおかんたちが、普通に子供つれて歩いてるけども?

観光客がまったくいないので、絵はがきの世界に入り込んだ的な気分で気持ちよく散歩をしていたのだが、道はどこまでもまっすぐで、そのうち道が細くなり、なくなり、うっそうとし始めた。 

またか…。 

2年前、LinkIcon京都にてマジ遭難して死ぬかと思ったあの日のことがフラッシュバック。ま、まあ海外だけど、まだ朝だし、戻ればいいし、と言いながら「戻る」という選択肢はまず選ばない我々。モッタイナイ精神が強いのだ。だがいいのか?ほんとにいいのか?進んでいいのか?30分くらい人に会ってませんけど?自分自身と葛藤しつつ、軽い崖みたいのを上がり切ってゼイゼイしていたら、小道を発見…。

あっこんなところに突然、バリ風の小屋がっ。ってここがバリか!助かった。どうやらギャラリーのようだった。ウブドはアーチスチックな人が多いので、ギャラリーも多いのだ。


P1000927.JPG幼少時憧れた木琴助けを求めると、中からヒョロリとした男性が出てきた。
正直興味はガンゼロだが、せっかくだもので絵でも見ることにした。自分と、お兄さんが描いているというその絵は、やはりバリ風なのか、神様をモチーフにしたものと、神聖なアグン山(Gunung Agung)が多く出てくる。うん、まあ、それくらいしかよくわからないので、「ふ~ん」なんてうなずきながら外に出ると、「Coffee」やら「Ginger」なんて看板を出しているじゃないの。コーヒー飲みたいというと、出してくれるというので、しばし一休みすることとした。

男性が絵を描いている横で、木琴みたいのを叩いてみる…。が、小学校の頃、クラスの権力層から嫌われていたため、セレブ楽器の木琴鉄琴を叩かせてもらえなかったわたしはいまいちコツがつかめない。くそ、こんな遠く離れた土地であの頃の影響が出るとは!

見るに見かねたか、男性は自ら見事な演奏を披露した。なんだ、こんなところにずっと住んでいると、アーチスチックに育つものなのか。いや、なんか、ただ暇なだけだから絵描いたり楽器やったりするのかという気もするが、こういった文化が根付くということは、豊かなのだ。豊かでなければ、人々は芸術なぞにかまけてる暇はない。いや、こういうこころの豊かさはいいものです。

P1000253.JPGはえー普段コーヒーは飲めないのだが、バリコピと呼ばれるここのコーヒーはなんだかうまいような気がする…。28歳にしてやっとコーヒーが飲めるようになったのか…?わたし。「オーガニック」という言葉にうっかりひかれ、コーヒーあまってたら、売ってくださいと言ってみると、もう飲んじゃったけど、これから家に帰るので、とってきてあげるとのこと。まだ10時前なのにもう家帰るのか…。もんのすごいフレキシブルなフレックスタイムだな。
線と点だけの簡単すぎる地図を見せられ、前の小径から大通りに交差するところで待ち合わせすることに。

道だかドブのフタなのか微妙な1本道をとにかくゆくと、こんな僻地なのに金持ちが住みそうな邸宅がちらほら見える。きっと金持ち外国人の持ち物なんだろう。飯が食えて、水がのめて、雨がしのげるだけでよければ、この風景の中にとっぷり浸かっちゃうのも贅沢なヴァカンスなんだろうが、おいらは、飽きっぽいので、だめです。

さて、狂ったみたいに群れて田んぼの中を言ったり来たりする鴨やアヒルを眺めてたら、突然ヒョロっと大通りに出て、先ほどの男性と会うことができた。

約400グラム程度で、40000ルピア(4ドルくらい)という。ゼロが多すぎて、全く相場もわからないので、ふつうに払ったものの、よ~く考えたら、めちゃめちゃ高いことに…

気づかなかったことにします。
高くないったら高くない!だって、バイクでウブドまで送ってもらったから!!
ものすごい高かったから送ってくれたのでは…なんてことはない!!
これは送迎付きの料金なんだ!くっそ!でも、バイクで10分くらいかかったので、送ってもらって
ほんとよかったぜ。負け惜しみじゃないぜ。

ああ、とりあえずバリ風レクリエーションを楽しんだぜ。しかし、暇、だなあ。 

インドネシアの写真アルバム:

インドネシアの物価

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ま、心配いらんです。

おかし:Rp.4000
ケチャ:Rp.50000
焼きそば、ラーメン:Rp.7500
ネット:Rp.20000/h
キンタマーニツアー:Rp.120000
(行ってないけど言いたかっただけ)

(Rp.10000=US$1 2007.1)

インドネシアの宿:

バリ

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Sadru Guesthouse
Monkey Forest 1 Arjuna street

お湯の件で虚偽申告はあったが、部屋、中庭、朝ご飯と家族には問題なし。値段も相場の$8。ねこがたくさんいる。まあ、有名宿がダメでもこういうそこそこのが腐るほどあるから、あぶれることはないんだろう。観光案内所からチョロっとMonkey Forest St下って、右にチョロっと曲がったところ。


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Indraprastha 2
Jl. Monkey Forest

Monkey Forest St をさらにチョロっと下って、校庭みたいなところを右に曲がったところにある。オーナーが日本語しゃべれるらしく、日本人に人気らしいが不在だった。ここの少年、カデック君ほどの働き者を未だかつて見たことがない。一泊Rp.100000。US$10でこんな贅沢な生活ができるとは!これはこれは!

ロンボク

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LinkIconKuta Indah

一見、リゾートな感じで心おどるが、所詮20ドル程度、よくも悪くも、ゆる〜い宿。勧めもしないし、止めもしません…。1泊Rp.190000だった。まあ、妥当か…。

インドネシアのおいしいもの:

本文参照くらは〜い

リンク集: