スペイン旅行記 アンダルシアを右へ右へ

スペイン 2007年5月7日〜5月16日

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フライパン前のアンダルシア

スペイン到着!ポルトガルからやってくると、洗練されてて都会的…。
その分人のあったかさと素朴さ半減。声がでかい。
本場で観るバルサの試合に心躍らすトドマン。この国に何の思い入れもないちびろっく。
さてはて、愉快ななにかに巡り会えるのか…。



「アンダルシアに憧れて」を知ってるあんたは30代だね。
マッチには似合わない歌だなーと思ってたら、(ブルーハーツの方の)マーシーが作った曲だったんだね。しかしなにゆえマッチに?気になったらググってみよう!

つことで、アンダルシアといえばマッチ。
それくらいの知識でなんとなく来ることになったこの土地は、夏、あんまりあっちーもんだからフライパン呼ばわりされているらしい。今はまだ春の終わりだから、フライパン前。ちょうどいい時期だったかもしれぬ。


P1020593.JPGさて、夜中の3時に薄暗いセビージャにほっぽり出された我々。
この際ブルーハーツ風に言わせていただくと、「よ〜な〜か〜の〜3時に〜、な〜に〜か〜ん〜がえてる〜」。外国の夜中は怖いよ!!誰も歩いてないよ!!グラナダへのバスが出るターミナルは、地図で見る限り歩けなくはない。が、怖いよ!!つことで途方に暮れるも、ガッツリ強盗にやられちゃたまらねえということで、タクシーを使うこととなった。ヨーロッパでタクシーなんていくらかかるかわからず怖いが強盗の方が怖い。

ところが車もなんにも通らねえもんだから、市バス停留所のベンチで数十分待った。待ってやっと来たタクシーをとっつかまえて乗った。オシム似の豪快そうだが親切なおっちゃんだった。10分くらい走って5€。まあ安全を買ったと思おう。


P1020601.JPGブルーカラー集うバス停カフェでコーヒーと砂糖でテッカテカのクロワッサンを注文してふと席を振り返ると、トドマンの座るテーブルに、明らかに見えない誰かと喋っているおっさんが同席している。ひと呼吸おいて席に戻るも、相変わらず聖書みたいのを手に喋り続けているので、まあ、いいか…とスペイン語の数字の習得に励んだ。バスチケット目当ての人はちらほら集まってきたが、一体何時にバスチケット買えるのか、知るすべもないままひたすら待つこと数時間、なんの前触れもなく突如窓口オープン!そして長い長い一夜は終わり、特筆すべき事項もなく、広い広ーい草原を走り抜け、バスは無事にグラナダに到着したので
あった。

グラナダのバスターミナルで地図をもらおうと、インフォのカウンターに行ったら、バイト風な軽いノリのにいちゃんが宿についていろいろ教えてくれた。いくつか目星をつけてた宿を言うと片っ端から電話し、空いてた部屋を予約してくれた上、懇切丁寧に行き方まで教えてくれた。あんまりにも親切なもので、念のため「紹介料は…?」と聞くと、「いらん!」との返事。ありがてえ!いい仕事するね兄ちゃん!

ぎゅうぎゅうの市バスとちょっとの徒歩で宿に着いた。カイテキ!詳細は→にて。

早速街を散歩。
古いものとあたらしいものとイスラムがミックスされたグラナダの街をざっくりご紹介。


P1020666_2.JPGオシャレな女性P1020643_2.JPGはしたない男性P1020635_2.JPGモロッコとか風の可愛い店


P1020660.JPG絶対雨降らない自信がないとできない商売P1010883.JPGトイレじゃねえ?関係ねーP1010900.JPGあんま興味ねー


よくあの角に立ってた、巧みな日本語を駆使して、フラメンコの客引きに勤しむ青年よ。
そんなに巧みなんだから、きっと他に良い仕事ある。気付いて!
(そして25€を出す勇気もなく、彼の誘いは丁重にお断る)

次はとにかく行きまくったスーパーメルカド(スーパーマーケット)写真集。

スペインの写真:

スペインの物価:

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案外、ポルトガルより安い!

インターネット:€2/2h
ビール 瓶:€1
イベリコ豚パテ:€0.89
中華定食:€5.5
食い放題レストラン:€8.5
(€1=¥160 2007.5)

スペインの宿:

グラナダ

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LinkIconHostal Meridiano Granada

バスターミナルのインフォの親切なお兄ちゃんが予約してくれた宿は、大当たり〜。
トイレシャワー共同だが超ピカピカ、ダブル€32。PCも2台ある。スーパーをはじめ、必要なものはそこらへんにある。受付のきれいなおばちゃんは、すごくテキパキしててわかりやすい説明をしてくれたが、初日以来1度も見かけず、完全放置。受付には常に誰もいない。

バルセロナ

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LinkIconアレがリビングのベランダから見えるマンション

大きな地図で見る
↑ぐるっと一回りすると〜 アレが!!
アレとサン・パウ病院、2つの世界遺産の間に位置する。
一見世捨て人のような風貌のおじさんがみそ汁で迎えてくれた。クセがあるがいい人で、普段はいないので普通にマンション暮らしをしている感じになる。スカスカのスポンジ、使い切ってないボディローション類などやや荒れた具合が所帯染みててよい。キッチンがあるから、自炊で安くすむのがまた魅力。
1泊€40と今までの宿よりは高いが、価値あり…だが現在も泊まれるかはあやしい。

スペインのおいしいもの:

グラナダ

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モロッコカフェのタジン料理

チキンとクスクスの煮込み料理。飴色タマネギが特にいい味。エジプト紅茶はすんごく甘いが、ハーブが爽快でくせになる。単品€12とはなかなか偉そうな値段。


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LinkIconHeladeria Tiggianiの歴史あるアイス

西洋のダブルを甘く見たら、3人分くらい盛られた!チリチョコレート、オレンジチョコレート…我々の想像をはるかに超えるマッシュアップメニューの数々!ダブル€2.2 

バルセロナ

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LinkIconSU CASAの定食

昔ながらの大衆食堂。英語メニューなんぞないがカンとおじいちゃんとのなんとなくコミュニケーションで注文しよう。前菜+2皿とパン、デザートに飲み物で€7.5とはなんとお得、ってかそんな食えない!1皿がガストとかの一人分の量。なのだが客の大半をしめる老人達は、ペロっと完食。おかげで夕ご飯がいらず、更に安上がり。
パエリヤとか、野菜煮込みとか、シーフードクリームスープとか、ウサギとか…。


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スーパーのチンして食べるお惣菜
LinkIconOpencor
LinkIconCarrefour Express(激安!)

台所があれば、安上がり。トルティーヤ(卵焼き)、サラダ、それぞれ€1.5くらい、桂花陳酒は情報センターの人がくれたのでタダ。ムースヨーグルトとリング型のチーズトーストみたいの、朝ごはんに最適だい!

スペインの便利なもの:

バルセロナ

LinkIconTravel card T-10

「タヘルタ・ディエス」という回数券。バスもメトロもトラムも10回乗って、1区間内なら€7.7。お得だよ。

スペイン関連リンク:

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あらゆるジャンルを網羅する、在住者発信情報。読み応えがある。

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スペイン語の知識ゼロでも問題なし!
数字とかの基本から、サッカー観戦時のかけ声まで、かゆいところに手の届く内容で、旅行者でいる間はこれで十分。