タイ・カンボジア旅行記 ’05 コーケー遺跡へ

  2005年2月28日~3月9日(10日間):タイ・カンボジア

CIMG0121.JPG

前のページへ前のページへ

|1|2|3|4|5|

次のページへ次のページへ

ガイドもはしゃぐ、幻のコーケー遺跡巡り

コーケー遺跡。
なんて馬鹿みたいな響きなんだろう?しかし、アンコール遺跡から離れた場所にあるのでこの遺跡はまだ訪れる人も少なく、穴場も穴場、穴場もいいところである(3回言った!)。穴場(4回目!)だけに、 バイクで炎天下、片道4時間 かかるという。だがもうおいらも3回目だし、そろそろ新しいところに行きたいですよ、と、短期旅行にも関わらず、チャレンジすることとしたのだ。

アンコールワットはもちろん素晴らしいのだが、なんせ素晴らしいだけに観光客は増える一方。

陸路移動も楽になってきたし、いやいやそれ以前に空港があるんですから、ちょろっと軽い気持ちで世界遺産とやらを拝みにきて、想像以上の暑さでちょっといやんなっちゃって、荘厳なたたずまいの遺跡もどうでもよくなって、しまいには遺跡を出て開口一番、

「あっついわねーー、早く帰ってお風呂入りたいわよねーー」

とのたまうようなおばはんも、普通に来れちゃうのである。 一生のお願いだから、ただちに帰国して、思う存分風呂につかって、二度と海外に行こうなんて気をおこさないでくれ 。

コーケーへの流れ

無事シェムリアップの街についたわれわれは、街からだいぶ離れたゲストハウスへ連れて行かれた。探すのめんどくさいし、1人1泊5ドルで妥当なレベルだったので、そのまま投宿。で、我々の担当バイタク運転手と交渉をはじめる。


francis.jpg
「選択は、できるけど、自然乾燥…(日本語)」  とめちゃめちゃ日本語がペラペラですごい人だが、なにかと、爆笑したくなるくらいにいつもツイてない下っ端
(名前を忘れた)


gm.jpg
「no money no honey」 という大変ごもっともなTシャツを着るちょっと若いおっさん
(のちにこのゲストハウスのマネージャと判明 )


apey.jpg
 政治の話からアッチのお話まで、とにかくしゃべりまくるおっさん
(あだ名マメ、本名アペイと呼ぶといやがる)


この3人がわれわれをコーケーまで連れて行ってくれる。コーケーとぶっ壊れまくり遺跡代表格のベンメリア、アンコール遺跡周辺をまわってくれたり、街まで送り迎えしてくれたりするので値切って値切って55ドルということになった、と思う(うろ覚え)。バイクじゃなくて車はないのかと聞いたら、「いや〜車は…」と何となくうやむやにされた。無理なのか。無理ならしょうがない。

card.jpg大変陽気な3人で、夜な夜なゲストハウスの入り口でカードに興じている(※図1)。下っ端は、どうにもツキがないため、見るたびまけている。 
「今日もまけたの?(日本語)」と聞くと、蚊みたいな声で
「やるたび、いつも、まけてる…(日本語)」
我々は、腹を抱えて爆笑しながらも「やめたらいいんじゃない?」といちばん的確だが、それ言っちゃおしまいな感じのアドバイスを送った。

しかし、コーケーまで連れて行ってくれるというが、3人とも行ったことがないらしい…。まあなんとかなるだろう。
まあまあおいしいゲストハウスのめしを食べ、カンボジアのテレビをみてのんびり。はやってそうな歌手が出てたので、下っ端に「ちょっと歌ってみてよ」と歌わせておいて、我々はすぐに彼のことを 完全に忘れて 談笑。しばらくして気づけば彼はまだ蚊みたいな声で歌っていた。
悪気はない。ただ忘れただけだ。

hokori.jpgさて翌朝、遠いので早々と出発。
もちろんノッペルだが、なぜか突然、布のマスクを買い与えられた。理由はすぐに判明…砂埃がすごすぎるのであった。つけていない場合は、土葬されてたミイラみたいになります(※図2)。

出発して数時間たったとき、何組かの同じようにバイタクでコーケー方面へ向かう(日本人の)男子とすれ違ったが、みんなフルフェイスのメットをかぶっていた。いつもそんなもの渡されないので、ないのが当たり前と思ってたが、かぶってないのは我々女子3人だけだった…。そのことを指摘するも、もちろんうやむやに流され、埃舞う道を行きつづける。

悪路のなか、後ろにまたがっている不安定な状態でも、人って睡魔にまけることがあるんだね。なんどもうとうとして、ガタンと揺れるたびにハッと起きて、チャーターした車で悠々と我々を追い抜かす(日本人の)男子にイライラ。車でも行けんじゃん!自分のバイクでコーケーまで向かう途中の(日本人の)男性と挨拶し、何度も、「もう帰ろう」と言う運転手たちをねじ伏せ、とにかく、ひたすら数時間、悪路と埃に耐えて、やがて…。

fukuro.jpgテーブルと椅子とちっちゃい売店のある休憩所がみえてきて、バイクを降り、女の子に迎えられる。つ、着いた!!やっと着いた!!パーチャック!!
なぜかここではふくろうを飼っていて(※図3)、珍しいのでみんなでナデナデするがとてもおとなしい。しかし、下っ端がナデナデするととたんにイラつきはじめ、おもいっきり指を咬んだ。

「あいてててて…!(日本語)」


蚊みたいな声で痛がる彼をさておいて、早速まぼろしの遺跡、コーケーを拝みにいこうじゃないか! 

→右上のアルバムへGO!

カンボジアの写真アルバム:

タイカンボジアの宿:

バンコク

IMG_7452.JPG
LinkIconMuangphol Mansion

大好きなMBKよりなんと徒歩1分。東京で言うと「原宿駅徒歩1分」の、立地は最高な宿。トリプルで680B。バスタブ付き、めちゃんこ寒いが1Fでネットもできる。心地よくはないが、不都合はない。という程度。


CIMG0318.JPG
LinkIconAsha Guesthouse

中心地からBTSで10分、バスで20分。東京で言うと板橋区。だが、写真の笑顔が語るとおりコストパフォーマンスは絶好調。ボーイのおじさんのあったかい笑顔にはじまり、イギリス人の旦那とタイ人の奥さんによる、外国人ニーズを満たす数々のちょうどよいサービス。元(小)学校の建物か、トイレが激狭だけどおっけー!バストイレ共同だけど1日2回磨いているとのことでそこまでしなくても全然おっけー!しまいにはプール付き!
ツインでファンで350B!

シェムリアップ

CIMG0058.JPG
Angkor Grand Guesthouse

という名前であることを、この写真で知った。
いつもどおり、ツアーの車が提携しているところで、だいぶシェムリアップの中心地から外れているし、とりたててすごくもないので、詳細は書きません。トリプル1室で1人$5。エアコン、14型ブラウン管テレビあり。錆臭いがホットシャワーあり。
ただGM(兼ドライバー)とか従業員は超愉快です。

タイカンボジアのおいしいもの:

バンコク

IMG_7745.JPG
屋台のカオマンガイ

これは間違いない。25Bとか、そんなんで本当にいいんですか。なんだかタイ屋台・食堂には心底申し訳ない。このあと全員下痢にみまわれたことは、まあたまたまでしょう。そんなリスクはものともしません。

IMG_7826.JPG
パンダン食パン

緑がかった、見た目微妙な食パン。パンダンという葉っぱが練り込まれている様子。むにむにしてて、ほんのり甘い。コレステロールもゼロ、高脂質症のあんたもわたしも、朝ご飯はこれで完璧。

IMG_7844.JPG
Milk Plusの味つきミルク

Webサイトすらないが、日本にぜひとも誘致したい企業。グミみたいなゼリーが入った味つきミルクが大変おいしい。メロンとりんごがおすすめ。MBKとか、センターワンとか、わかもんがいそうなところにある。パンとかの軽食もあるが、大変微妙。おなかすいてないときにどうぞ。
トレーの紙にはおもいっきり日本語書いてありますが、別に日本人向けとかじゃないと思う。どうせ。

IMG_7864.JPG
LinkIconNew Joe Guesthouseのレストラン

カオサンできっと一番おいしいレストラン。長期滞在してたときはここの朝ご飯が楽しみだった。部屋はまあ普通にエアコンの調節が効かない感じだが、このレストランだけはくる価値あり。洋食もタイ食も外れなし。WEBサイトは5年くらい代わり映えなし。

シェムリアップ

IMG_7710.JPG
朝のフランスパン

他においしいものはない。

タイカンボジアのまずいもの:

シェムリアップ

CIMG0312.JPG
フルーツシェーク3種

忘れられないパパイヤ。こんな愛らしいカラーとは裏腹に、陰険なOLにぞうきんのしぼり汁を入れられたのかと思う風味。

タイカンボジア関連商品:

「微笑みの国」??
長く滞在すると、それってなんのこと?と忘れちゃうほど濃い国、タイ。そんなタイの知られざるというか普通のガイドブックじゃ書けない各種ヤミ情報をさわやかに伝授。ほんとにタイってこんななのかって?疑うのなら、行ってみるがいい…。