諸行無常【しょぎょうむじょう】
<仏>この世のあらゆるものは変化・生滅してとどまらないこと。

【具体例】「東京なんか二度と住まない」と断言していた人間が数年後に東京でブログもSNSへのアップする暇がない程に生活をエンジョイしている。

 

さよなら美ら海

 

というわけで舞い戻ったよ東京に!(4ヶ月前に!)

紆余曲折(いずれ書く)を経て、偶然辿り着いた日本橋浜町にて、新生活おおいに楽しんでおります。

東京の東側にはあまり縁がなく、名前を聞いたことすらなかったハマチョー、住んでみたら都。というか江戸。

 

近所の江戸①

 

近所の江戸②

 

近所の江戸③
こっそり出世祈願したい方はこちらへ

 

近所の江戸④
忍者じゃじゃ丸くんの敵

 

一応、ちびろっくは東京出身だけれども、西側の人間であり、

木々が鬱蒼としすぎて、学校からひとり歩きを禁じられた通りがあったり、
港区から転校生が来るだと!」とシティガールの降臨に学年中が上を下への大騒ぎになったり、
学校裏の畑でとれた大根でたくあんを作らされてNHKが取材に来たり、
目黒区出身の同僚に「区境またぐと人が変わる」と高笑いされたりする世田谷区は、今でこそセレブ区みたいに言われはするが結構な田舎である。
ここ、日本橋界隈が江戸として華やかに賑わっていた頃、ただの農村だったのであるから。

 

自宅裏の雑木林ストリートはいまだ現存

 

初めて、東側に居を構えてみて、あ、こっちがほんものの「東京」だ、とようやく気づき、江戸についてちょっとずつ学びながら、オノボリさんのようにお出かけを楽しんでいる次第で、4年間の文化的空白を埋めるかのように、美術館や巨大本屋や高級百貨店や昭和の建物やらを、沖縄では眠りっぱなしだったチャリを引っ張り出してまわりまくってます。

 

近所の薬局は1929年完成の有形文化財

 

ほっこりした那覇の後、こんな高層ビルばかりの無機質な町に住んだら鬱になるのでは?
のんびりした那覇の後、ひたすら急ぎ足の東京のスピードについていけるのか?
ぬくぬくした那覇の後、キンキンに冷えた東京の冬を越せるのか?
わいわいした那覇の後、しんとした都会のオフィスに馴染めるのだろうか?

上記のような不安はすべて直ちに払拭され、

キレイで平らな道が犬さんぽにもチャリにも最適で、人はフレンドリーで親切だし、だいたい誰よりも早足で交差点を渡りきるし、沖縄の強風の冬よりも寒くないし、1日誰とも喋らなくても仕事ができるオフィスが超快適です(パーティション向こうの隣の人の顔も知らないよ!)。

沖縄言葉の中でも、使いどころが非常に難しいとされる「だからよ〜」の使い方を、沖縄の人に認められるまでになり、すっかりわたし沖縄に馴染んだなとか思ってたのに、こんなにも早く東京モードに戻れてしまうだなんて、順応性があるというよりもただの健忘症なんじゃないかと思う。

しかし沖縄生活がなかったら、一時は大嫌いになった東京をまた愛せるようにはならなかった。
ありがとう沖縄。
そんな沖縄にて、お世話になったお店や愉快な仲間たちについては、今年中にアップしていきたいなと思っていますので期待はせずに期待していてください。

今年はもっと投稿するぞ、と、のび太の「りっぱなおとなになる」宣言なみに当てにならない宣言とともに、今年中に、この近所の明治座前のお蕎麦屋ののれんをくぐろう、と誓う新年。

 

目を凝らすとところどころ前衛的なお蕎麦屋

 

2022年も、案外ちびろっくブログ、続きます。

今年もどうぞ、よろしく。

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