「ほんっと中国人の写真好き、異常じゃね???」

と、バーで欧米人があるあるネタとして大盛り上がりになるほど、中国人の写真への執着は凄い。

彼らは不思議なことに、昼間はビーチにはほとんど出てこない。
ちょろっと海につかって、写真を撮り、ちびろっくがネロとパトラッシュの如く、犬たちと寄り添ってボゲーとしているのを不思議そうに眺めて、去っていく。

しかし夕方になると突如彼らは湧き出てくる。

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こんな自然の神秘に、圧倒されて息を呑む

 

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とかいう空気じゃない。全然。

 

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むしろ手中に収めている。

やっかいなのは、なぜか半径5mくらいの範囲を小走りした後にポーズを取るのが少し流行ってるらしく、その半径5m内にうっかり入ってしまった日には、バタバタバタバタうるせえな椅子取りゲームかよ!!!と、美しい景色に見入るどころの騒ぎではない。場所取り直しである。

まあいい。
そんな彼らを眺めているのもこの島での楽しみの一つである。

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ツアーはどこも同じ、2プログラム

ビーチにばかりいるのも飽きるので、シュノーケリングツアーに行くことにした。あえ〜海を愛しているが、ダイビングは夢のカリブ海で一度体験し、息継ぎが下手すぎて死にかけたので、シュノーケリングでいい。

申し込んだショップに決められた時間に行くと、2人して透明度80%な肌の中華系のカップルがいた。すぐ近所のマレーシアからだよ、とはにかむ。こちらは一人で…と言うと、やはり「一人旅なんて勇気あるねえ!」と驚かれる。

他のショップからも多数ツアー参加者があり、一旦全員浜辺に集められてから、適当に呼ばれて小舟に乗る。たくましく日焼けした海の男達が、フニャフニャで色白の客達を沖へと誘う。

 

海の男

海の男

1時間ほどの航海ののち、シュノーケリングポイントに到着。

 

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はたから見ると、捜索隊が死体探してるようにしか見えない。

 

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プラスチックケースと自撮り棒を駆使して海中でもセルフィーに勤しむ中華人。

 

後ろに座っている中国人の女の子が、「小浜!小浜!」と叫んでいるので何かと思ったら

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オバマが浮いている。

(タイの)モルディブなんだから、米国大統領が浮いていたって不思議ではない。

 

写真島

写真島

30分くらいずつ、シュノーケリングポイントを転々とまわっていく。だいたいどこも一緒だから飽きてきた。そして時には写真を撮るためだけに立ち寄る島まで出てくる始末。確かに写真うつりは良い。

「ここでランチ」とほっぽり出された島は、ビーチが1mしかなくてランチを広げるスペースもない。こんなんならさっきの写真島でよかったのでは、と思ったところに霊長類登場!

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デザートのスイカを与えてみると、素早くキャッチしておきながら高慢な表情で平らげやがる。どうも猿というのは好きじゃないが、シュノーケリングにすっかり飽きた我々の昼下がりに笑いをもたらしてくれた。

 

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PCにデフォルトで入ってる壁紙のようなこれは、最後に寄った、大量の黒い石が積み重なってできている不思議な島。
こりゃ裸足で乗っかったら気持ちよさそうだね〜なんてウッカリやっちまうと、石焼にされる。
仲良くなった中国人の女の子たちと、ひたすら石を積みまくる。単純作業はいくつになっても楽しい。

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背中焼けてる!と日焼け止め塗ってくれたり、人懐こくて気の利く彼女らは南京の出身。
過去何があったとしても、今生きている人間同士の交流には関係ない。

そして写真はほとんど撮らなかった。ちびろっくに、撮ったやつ、あとから頂戴、とメールアドレスを聞いてきたほど。

南京に住む中国人のみんながみんな、日本を憎んでいるわけではない。
中国人のみんながみんな、写真を撮るためにリゾートに来ているわけではない。
オバマの任期もついに来年で終わりか。

いろんな当たり前なことに気づかせられた1日。

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そして中華系と入れ替わりで押し寄せてきたタイ人が、セルフィーに没頭する、夕暮れのパタヤ・ビーチ。

リペ島レポート、これにて終了。

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