あのアイスクリームの謎に迫る
さて、東南アジアの街に鳴り響く、
『チャ~ララ、チャ~ララ、チャララララ』
という中途半端な電子音。聞いたことありますか?
アイス屋さんが近付いてきたというシグナルです。楽しいね!
気になってしょうがなかったので、少しこのアイス屋さんの事を調べてみました。
会社名はWall's。
欧米のかと思ったら、シンガポールの企業でした。
*
UKサイトはこちら
*2008年現在、イギリスのユニリーバグループの会社っぽいことが判明。ガセネタ失礼。
あたしが見た限り、ベトナムとタイではポピュラーなアイスメーカーのよう。日本の雪印?
そして店頭で販売する以外に、いろいろな形の移動Wall'sを発見したので集めてみました。
ベトナム
・ハノイ
普通のチャリに、Wall'sのロゴをあしらったクーラーボックスを積んだだけのもの。それでも一応あの音楽は鳴っている。
しかし売る気がないのか、めちゃめちゃ移動が速く、あの音楽が鳴ってるのを聞いてから外に出てももうどこにもいない。速くこげばこぐほどあの音楽も速くなるような気がするが、きっと気のせいだろう。
ベトコンみたいな帽子をかぶったWall's売りを見つけたら走ろう。それか諦めて店頭で買おう。
・ホイアン
子供大喜びどちらかというと静かな田舎町なのに、意外にも初めてバンコクで見たのと同じ、パラソル付き三輪車型のものだった。
そういえば、この写真のようにアイスを買って喜ぶ子供をあまり見かけたことがない。商売なりたってんの?ここはハノイと違って移動ものんびり、簡単に買える。都会と田舎の違いなのか?
ちなみに全然関係ないけどこのおっちゃんは、片腕がない。
しかし巧みにこれを操って商売している。腕がないから、足がないからといってそれだけで金をもらおうとしてる人たち、見習ってくれ。
・サイゴン
すっかりWall'sのことなんて忘れてたら、ショッピングストリート、ドンコイ通りに突如出現。しかも女の子で、手押し車だった。やはり都会では、のんびり車道を走れないからだろうか。でもドンコイなんて来る観光客に、手押し車のアイスは果たして売れるのだろうか?音楽は鳴っていなかった。
タイ
・バンコク
誰よりも先に!バンコクではなんと、自転車タイプが進化して原チャタイプになっていた。いやー、ラブリ-な形してるし自転車だろうと思っていたらちゃんとアクセルがついていた。しかもタイ人だから、移動モードの時はやはり速いのだ。
Worachak通り、どのバイクよりも先頭に出て信号待ちするニュータイプWall's。カオサン周辺でしか商売モードになってるのを見たことがない。
ビーチこそ、あまりの暑さにうっかり買ってしまう心理がはたらく場所。かっこうの稼ぎ場ということで、盛んに売られています。砂浜は車両で入れないので、徒歩。小屋みたいのは、バーンペーという小さな町にて発見。後ろに回り込んでも何もない。売店並みのスケールの看板である様子。ほとんど営業妨害。
カンボジア
こちらも、有名ブランドだけど…カンボジアではWall'sを見かけなかった。と言うか、アイスなんてムダなもの、あまり売っていない。
去年アンコールワットの向かいの売店に行ってアイスがあるかと聞いたら、
「そんなもんどこにもないわよ」
と言われた。実際周囲の売店にはなかったし、外国人向けスーパーぐらいでしか見かけなかった。
しかし今回、オールドマーケットの近くでかの有名な「Nestle」のアイス売りを発見したのだ。さすが観光地シェムリアップだ。
このとおり、いろいろな街にいろいろな形でWall'sが出没するものだから、気になって気になって、しまいにはあのメロディで携帯着信音を作った。普段着信音なんて気にしないけど、これだけは作りたかった。
ミ-ソド、ラードファ、シシドレ(↑)ド ミ-ソド、ラードファ、シシラシドレ(↑)ド
ちょっと最後のところが怪しいけど、大体これであってるはずです。伸ばしてるのが4分音符、その他8分音符、「、」が8分休符、スペースが4分休符。
つめたいもの大集合ちなみにこれは、新製品Paddle Pop。袋に描いてある絵を見る限り、半透明でつるつるしたアイスキャンディーがみごとに赤、黄、緑の三層になっているふうにしか見えないが、袋から出してみればただのクリーミーな二色アイスのてっぺんにチョコをかけただけという、ばっちり期待を裏切ってくれた逸品。
しかもアイスとチョコの味が合わない。
まん中に持っているのは、「ドレミ」と書かれたドラミちゃんのおいしい幼児むけジュース。ベトナム、サイゴンにて。
他、ニュータイプWall's発見!とか、他にもこんなにこだわってる人が!とか、新しいメーカー出現!とか、Wall'sや他アイス、おかしとかに関する事なんでも、お知らせ下さい。