飛躍する即席麺 タイのカップヌードル

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タイのカップヌードル食べ比べ 

日本人の若者が大好きなお手軽栄養ゼロ食品、カップラーメン。醤油を始め、とんこつ、塩、味噌の定番4フレーバーとそれらから派生したとんこつ醤油等、今日では沢山の種類がある。そしてタイでも、カップラーメンは定番化しつつあり、タイらしく少し無理矢理なフレーバーが揃っている。タイブランド、海外ブランド、数種類の企業が競り合って出しているものの中から今回は、日本人に一番おなじみであたしが個人的に一番好きな日清カップヌードルタイバージョン (なぜか1分でできあがり) を御紹介する。味の批評をするにあたり、むっくんを始め3人の友人に協力していただいた。単純な4人なので、味に対する言葉が足りない点はご了承願います。 

タイスキフレーバー

thaisuki.JPGまず御紹介いたしますはコレ、ピンクのパッケージが不安を誘う、タイスキフレーバー。 写真を見る限りではブラックタイガーと思われるエビを始めとする魚介類、パクチー、つみれ、なぜかパセリ・・・と豊富な具が詰まっているように見えるがもちろんそんなことはない。よく、パッケージツアーのパンフレットの写真の隅に『イメージ』と書かれているが、正にアレだ。

肝心のお味の方は・・・  「味噌に近い」、「酸っぱい」、「タイスキのあの辛さはどこへ」、「色がやべえ」 …いいとこなしなの?



ガーリックチキン、ミンチポーク

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ガーリックポークチキンとミンチポーク。この2つは、色からしてもわかる通り実に無難なもので、とりたてて騒ぐネタがなかった。もちろん、写真のような立派な具など入っていないが。
ただしタイだけに、ただのミンチポークにしても 「うへえ、辛っ!」「普通なのが一番危険」 ガーリックポークチキンの方は、 「何がガーリックなのかわからないけど鉄臭い」

スパイシーダック

spicyduck.JPGそしてこの、最後に出ましたスパイシーダック。
何か他のと違ってフタがアルミで、嫌~な予感したんスよね、でっかく1って書いてあるし。その反面期待したのも確かですけどね。
「うわー・・・臭い」「全部食える奴の気が知れない」「スパイシーを履き違えてる」「身体に直に害がありそうな味」

シナモンみたいな甘い香りにしっくりこない醤油味・・・想像つくだろうか。しかし、これでこそタイだと思ったのも事実である。照焼きチキンのっけご飯の味に似ているのだ。


ここでそれぞれのフレーバーを評価しあった。自分の中での1位が4点、2位が3点、3位が2点、4位が1点として計算する。優柔不断なところがあるので、みんなそれぞれ同得点をつけているところがあるが、これもご了承下さい。

タイスキ
カオリ:2 むっくん:3 藤田:2 ミスミ:3→ 10点
ガーリックチキン
カオリ:3 むっくん:4 藤田:4 ミスミ:4→ 15点
ミンチポーク
カオリ:4 むっくん:1 藤田:1 ミスミ:3→   9点
スパイシーダック
カオリ:1 むっくん:1 藤田:1 ミスミ:1→   4点

 一番無難なミンチポークが圧倒的な1位。辛くて辛くて辛すぎたあたしだけが3点をつけている。辛いが、しかしそれ以外日本人の味覚には何ら問題がないのがポイントか。

そして意外にも2位を獲得したのが二番目に怪しかったタイスキ。カップラーメンの味としてはあり得ないと思っていたが、辛さはあまりなく、味噌ラーメンの味にも少し似た酸味がウケたようだ。

僅差で3位のガーリックポークチキン。嗅覚が発達している人にとってはなぜか金属臭が気になって仕方ないようだった。味は無難なのだが。

ダントツに嫌われたのは、スパイシーダック。やはりこのテのスパイスは、日本人にはあまり馴染みがないだけにショックがでかかったようだ。
でも「あ、タイだ!」って味なので、これに慣れればタイ人の味覚にきっと近づける。

タイなら屋台の麺も100円くらいで食べられるけど、貧乏旅行すぎて100円も出せねえ!という人には、おすすめします。というか帰国しなさい!